災害対策用移動通信機器で避難場所にインターネット
停電を伴う災害時に、衛星インターネットの接続を避難所でシェアするシステムです。電源が無くても一時的に、被災者がインターネットを利用して安否確認や情報収集を行うことができます。
目的
- 災害時に自治体が総務省から貸与できる災害対策用移動通信機器を有効活用し、被災者がインターネットを通じた安否確認、情報収集をできる環境を作る。
効果
- 発災直後でも数分でインターネット環境を任意の場所に構築することができ、メールやTwitter、Googleなどのサービスを利用することができた。
システム
ポイント
- 無電源で任意の場所に一時的に公衆無線LANのインターネット環境を構築する。
- 災害時に入手可能な機材で構成する。
- 複数の方々がインターネットサービスを同時に利用できる。
ポジモ使用状況
- 台数:1台(イーサネット接続 / アクセスポイント稼働)
- メッシュリンク距離:この活用例では使用せず
- 屋外無線LAN(WiFi)エリア:ポジモ周辺 半径約80mのエリア
ポジモ他使用機材
- 災害対策用移動通信機器:ワイドスター2 / NTTドコモ社
- 省電力PPPoE対応ルーター:MZK-RP150N / プラネックスコミュニケーションズ社
構成図
PPPoEでインターネットに接続するために、USBバスパワーで動作する小型省電力のルーターを接続しました。ポジモから電源を供給しているので、無電源で屋外で一時的な無線LAN(WiFi)インターネットサービスを提供できます。写真
関連ページ 本システム設置動画(YouTube)
関連ページ 熊本地震での無料臨時Wi-Fi設置
関連ページ 発災直後の屋外公衆無線LAN
関連ページ 災害時炊出し訓練