本番前日。うまくいく?うまく繋ぐ!

さすがにぶっつけ本番は厳しいので、前日に調査と設置のお時間を頂きました。
天候は快晴で電源についての心配は無し!現地では準備が進められている中で、お客様と合流して準備を開始しました。

ひかり回線所有者(ご協力者様)施設での準備

ご協力者様の施設にて、無線中継向きの見通しの良い場所をご提供いただいて、「ピュアポジモ」を設置しました。電源もお貸しいただけるとのことで、お言葉に甘えます。
ピュアポジモを設置
写真の右奥方向に、電波を中継していきます。

中継場所の調整

ご協力者様の施設から公民館までは、直線で180m、無線中継ルートで190mの距離があります。ポジモの無線中継距離が最大100mということと、電波遮蔽物の存在を考慮して、ご協力者様施設から公民館までの間に1台または2台のポジモを設置して無線中継をしようと思います。

まず1台目のポジモは、ご協力者様の施設に設置したピュアポジモが見える位置に設置します。
1台目の中継用ポジモ

次に、2台目のポジモは、1台目のポジモと公民館の両方が見える位置に設置します。
そして、公民館の外壁近くに3台目のポジモを設置。この3台目のポジモにタブレットを接続して、Zoomで映像を確認します。
おや?結構、カクカクしてしまう。これじゃぁ、講義にならない。

データの中継経路とデータ量を確認したいので、ポジモの管理コンソールを開いて確認します。
ポジモ管理コンソール

良く見てみると、中継用として設置した2台のうち、電界強度が弱い=遠い方(下の赤枠)がデータの中継経路としては多く使われています。
ということは、中継は1台にして、位置を調整すると安定する可能性が高い!

ポジモは「外部電源無し」の「無線通信機」。つまり電源ケーブルもLANケーブルも無いので、移動は簡単。設置後でもちょいちょいと移動できます。移動して、試してみて、位置を決める。そして公民館の外壁近くのポジモにタブレットを接続して、Zoomで映像を確認してみます。これなら講義ができる!問題なく映像の送受信ができています。

ここまで、私がやったことを整理すると、次のようになります。

  • ご協力者様の施設、中継場所にポジモを設置。
  • ポジモの管理コンソールから情報を得て、ポジモを移設。

これだけなんです!

いよいよホール(講義場所)でのリハーサル

さて、意気揚々と明日の講義会場のホールに入ってZoomを接続してみます。
あれ?さっきは良好だったのに、またカクカクしている。どうした?と思って、ホールから出て公民館の外壁のポジモに近づきます。
大丈夫だ。
映像が滑らかに動く。そしてまた、ホールに戻るとカクカクする。
公民館の壁が強力な電波遮蔽物になっているのでした。
公民館の壁
「本番は明日」
お客様とご相談して、公民館外壁側のポジモからLANケーブルでホールへ引き込み、本番を迎えることとしました。

前回整理した通り、最優先の「無線中継」はなんとか形にすることができました。でも「講義会場をWi-Fi化する」ことは今回はできませんでした。明日が本番ですが、既にその先のリベンジに向けて闘志に火が付いてきました。

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